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ATS-DNで信号機を跨いだパターン発生は可能なはず(訂正記事)

ATS-DKとATS-DNを比較しながら書いた7月17日の記事「JR九州が導入予定のATS-DKの紹介と考察 鉄道総研報告より」において、ATS-DNが信号機を跨いでパターン発生地上子を設置できないと書いていたが、考察が不足していて、実際にはできるはずである。

DNではパターン発生に130kHzのロング警報と同じ周波数を使用してたが、パターンの継続には別の周波数の108.5kHzを使っていた。この点が重要な点である。

信号を跨ぐ場合の例

今、第N閉塞信号機が停止現示の場合を考えよう。第N閉塞信号機に対するパターンを発生させる地上子は、130kHzで発振していることになる。この上を列車が通過すると、第N閉塞信号機に対するパターンが発生する。この地上子の先にある第N閉塞信号機に対する地上子は、パターンが継続中は108.5kHzで発振し、パターンを消去する時は103kHzで発振する。

ところで、第N閉塞信号機の内方(先)にある第N-1閉塞信号機に対するパターン発生の地上子が、信号の間隔の都合上、第N閉塞信号機の手前に設置されている場合を考えよう。この場合、第N閉塞信号機の外方(手前)の地上子で、108.5kHzを受信したときは第N閉塞信号機に対するパターン消去で、130kHzを受信したときは第N-1閉塞信号機に対するパターン発生とすることができ、区別が可能である。

なお従来のATS-Sxでは、103kHzと他の1つの周波数でしか発振できなかったが、上記の方式では1つの地上子でDNで使用する3種類の全ての周波数が発振できる地上子が必要となる。また、第N閉塞信号機のパターン消去の地上子と、第N-1閉塞信号機のパターン発生の地上子を、共通にしない場合には以下のような問題が生じる。

第N閉塞信号機のパターン継続を受信した後、次の地上子で第N-1閉塞信号機のパターン発生を受信した場合、第N閉塞信号機のパターンが継続されるのか消去されるのかがわからない問題が発生する。先行列車が第N閉塞信号機と第N-1閉塞信号機の間にいる場合、第N閉塞信号機と第N-1閉塞信号機の、両方のパターンが同時に発生することになる。この問題を解消するためには、第N-1閉塞信号機のパターンを発生させる、第N閉塞信号機の外方(手前)の地上子は、第N閉塞信号機のパターンの継続・消去の情報を伝える地上子と共通にし、以下のように動作すればよい。

  • 第N閉塞信号機のパターン継続の場合…108.5kHzで発振し、パターンが継続される。
  • 第N閉塞信号機のパターンが消去で、第N-1閉塞信号機が停止現示ではない場合…103kHzで発振し、パターンが消去される。
  • 第N閉塞信号機のパターンが消去で、第N-1閉塞信号機が停止現示の場合…130kHzで発振し、第N閉塞信号機のパターンが消去され、第N-1閉塞信号機のパターンが発生する。

以上のような動作をすれば問題は発生しないはずである。

おわりに

鉄道総研の技術論文には詳細が書かれていないので、こうなっていたらおかしいはずとか、こうやっているのが合理的だと勝手に考えることはできるが、絶対にこうだと断言することはできない。なお、従来のATS-SNでできたことができなくなることはあってはならないはずなので、ATS-DNで手前の信号機を跨いでのパターン発生はできるはずである。この点にからも考察が不足していたといえる。

参考文献

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TOMIXのリレーラーをホーム部分で使えるように改造

模型をレールに乗せる時、特にホームもなく隣に並んでいる車両もない場合は、手で台車を摘んで簡単に載せることができます。しかしホームがあると手を使ってのせるのは大変です。そこでリレーラーを使おうとすると、幅が広くてそのまま置けなかったりします。

KATOのリレーラーはKATOのホームがあっても置けますが、TOMIXのレールだと軌間がわずかに異なるためにうまくはまらない問題があり、TOMIXのリレーラーは幅が広くてどちらのホームにも使えませんでした。そこで、写真のようにTOMIXのリレーラーを切ってしまいました。

切断は、レザーソーを使ってただ単に切るだけです。車両の切り継ぎではないので、精度はそんなに気にすることはありません。現物合わせでホームに当たらないように切ってしまいます。切断する時に真っ直ぐならなかったら、ヤスリでゴリゴリ削れば大丈夫です。

切ったあとは、車輪が端から落ちないように薄いプラ板を貼り付ければOKです。プラ板が上にちょっとだけ飛び出るようにします。上端が真っ直ぐになっていればいいので、下端が真っ直ぐではない切れ端で十分です。車両と違ってレールやリレーラーは、箱の中に放り込んだり、ごちゃごちゃに入った箱のまま車のトランクに載せたりしますから、プラ用接着剤ではなく合成ゴム系のGクリヤーで接着しました。

運転会をやっていてリレーラーが欲しいって時は、たいていの場合は手が入らなくて別の場所で復旧するかリレーラーじゃないとだめだって場合です。そんなわけで実際の運転会では、ホーム部分で新幹線が脱線した時などに重宝しています。

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