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玄箱のパーティションを4KiBセクタに合わせる-Gpartedを使用

従来のハードディスクでは物理セクターが512Bでしたが、最近では4KiBのものが増えています。玄箱HGでは論理セクターを512Bとして扱いますが、パーティションの境界が4KiBの物理セクターに合っていないためパフォーマンスが低下します。そこで一旦セットアップした玄箱からハードディスクを外して他のPCに接続し、パーティション操作ソフトのGPartedを使ってパーティションの境界を変更しました。

方法

通常通り玄箱HGのセットアップを行い、中からハードディスクを取り出します。パーティション操作ソフトの使える別のPCに取り付けて起動し、パーティション操作ソフトを立ち上げます。今回の場合はubuntuをインストールしたPCに取り付けてGPartedを使いました。

GPartedではデータを保持したまま、玄箱HGの中で使われているext3フォーマットのパーティションの移動・リサイズができます。移動・リサイズする時のパーティションの境界のそろえ方を「MiB単位にそろえる」とすれば、自動的に4KiB単位にそろいます。(1MiB=4KiB×28です。)

パーティション操作を始める前に元のパーティションの情報を見ると、パーティションの開始セクターと終了セクターを見れます。「/」パーティションは63番目の論理セクターから始まっていて、8で割り切れる4KiBの物理セクターには揃ってないのがわかります。(4KiB=512B×8で、論理セクター8個で物理セクター1個になります。またセクター数は0番目から始まります。) 終了セクターは8の倍数引く1になっていればいいですが、こちらも揃ってはいないと思います。今回私がセットアップした2TiBのハードディスクでは、他の2つのパーティションも4KiBセクターには揃っていませんでした。(1000は8の倍数なので下3桁だけ見ればOK。)

実際の手順と結果

今回は後ろのパーティションから順に移動+リサイズを行いましたが、前から順にしても大丈夫でしょう。また今回は玄箱HGのハードディスク交換と同時に行ったため、共有フォルダの入っている「/mnt」パーティションは別のハードディスクからGPartedでコピーするかたちにしました。(別のハードディスクからのデータの移行は過去記事の「玄箱のHDD交換でのデーター移行-パーティション操作ソフトを使う場合」を参照。)

実際にやった作業は

  1. データの入っていない空の共有フォルダが入っている「/mnt」パーティションを削除。
  2. SWAPパーティションを後ろに移動+256MiBに拡大(4KiBセクターに合わせた)。
  3. 「/」パーティションを後ろに移動+数MiB拡大(4KiBセクターに合わせた)。パーティションの前の空きを2MiBに設定したため4096番目の論理セクタから始まる。
  4. 玄箱の起動テストのため、SWAPパーティションの後ろに2GiBのパーティションを作成してext3でフォーマット。
  5. ハードディスクを玄箱に取り付けて電源を入れる。
  6. 赤のdiagランプが3回点滅を繰り返すが起動した。
  7. ウェブブラウザから管理画面にアクセスすると通常の管理画面とは違う文言が表示され、「システム異常」か何かの表示が出て、対処するための方法が3段階(だったと思う)で表示される。説明とその下にその処理を実行するためのボタン、という組み合わせで、確か3項目だったと思う。一番下は「/mnt」パーティションのフォーマットになっていたはず。
  8. パーティションの開始位置が63番目の論理セクターでなくても起動するのを確認したので、電源を落としてハードディスクを取り出した。
  9. 再びPCに接続してGPartedを使用し、テスト用に作成した2GiBのパーティションを削除した。
  10. 移行前のハードディスクの「/mnt」パーティションを、今回のハードディスクにコピー(+リサイズ)した。(勿論4KiBセクターに合っている。)
  11. 今回の移行後のハードディスクを玄箱に取り付けて電源を入れた。
  12. 無事起動して、ブラウザからの管理画面も通常通り表示された。
  13. この方法で新しいハードディスクにデータを移行すると共有フォルダの設定はリセットされるので、ブラウザからの管理画面でゴミ箱機能やアクセス制御の設定を行う。(「/mnt」パーティションにフォルダがあれば自動的に共有フォルダと認識されるようだが、設定はリセットされる。またゴミ箱機能の修正パッチの適用を忘れずに。)

共有フォルダが空の場合の時間短縮法

サイズの大きなパーティションの移動やリサイズには時間がかかるので、セットアップ直後でまだ共有フォルダにデータを入れていない場合は、「/mnt」パーティションを一旦削除してから移動・リサイズして、後から「/mnt」パーティションを作成しなおすのがいいかもしれないですが、試してはいません。この場合は「/mnt」パーティションが空になるので、多分上で書いたようにdiagランプが3回点滅の状態になると思います。対処方としては、telnetでログインして「/mnt」パーティションに何かフォルダを作ればいいと思います。それで対処できなければ、ブラウザからの管理画面で、表示されるとおりに対処することになるでしょう。(万一それでどうにもならなくても、まだデータは入っていないので最初からやり直しはできるはずです。)

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