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西鉄貝塚駅のホームが削られていました-地下鉄サイズの車両に対応したようです

西鉄貝塚線(旧宮地岳線)の貝塚駅で、ホームが削られていました。西鉄の車体幅は福岡市地下鉄よりも狭いですが、地下鉄サイズの車両に対応できるように幅を広げたようです。


海側の2番線の行き止まり。ホームが削られているのがわかります。


山側の3番線の行き止まり。削り取った面は塗装されています。


山側の3番線を反対向きに撮影。

車体とホームの隙間


海側の2番線に停車中の電車。ホームと車体の隙間が広くなっています。


ホーム端タイルの滑り止めの間隔は、黒線の太さも含めて、約58mm間隔です。


隙間と滑り止めを比べると、隙間は13cmくらいです。画面上に定規を当てて測るとわかりやすいです。

20mの国鉄通勤電車サイズの地下鉄と、19.5mの西鉄電車とでは、車体幅が片側に65mm違います。ホームと車体との隙間は13cm程度に拡大されたので、隙間が65mm狭くなっても大丈夫でしょう。

隙間が広がっていた香椎花園前との比較


上:貝塚駅2番乗り場。手前の車両は半径500mのカーブにぎりぎりかかっています。
下:香椎花園前駅。手前の車両は半径305mのカーブにかかっています。
テールライトの大きさと隙間を比べると、香椎花園前も地下鉄サイズの車体に対応しているようです。

前回のエントリ「西鉄貝塚線 花園前と和白でホーム工事-カーブで車体とホームの隙間が広がる」では、長さを比較できるものがなく、車体幅はそのまま車体の50cm延長に対応させたようだと書いていましたが、今回の貝塚駅の写真と比較すると、車体幅拡大にも対応させたようです。

旧い車両の置き換え準備か?

地下鉄との直通について特に発表はなく、西鉄が独自でやっていると思われるため、旧い車両の置き換えに備えているのでしょう。西鉄は車体幅も車体長も独自の規格ですが、地下鉄と同じサイズであれば、新製に限らず中古の選択肢もあるでしょう。このサイズですと、国鉄型通勤電車や関東の私鉄等、さまざまな車両があります。

例えば、JR東日本で廃車が始まっている205系は基本が抵抗制御のため、現在の整備設備や軌道回路などを大幅に変える必要はなく、投入しやすい車両の一つでしょう。MM'ユニットのため、全列車2両運転の貝塚線の場合、3両に増車した方がいいかもしれません。また貝塚線は単線等間隔ダイヤで、同時に走る列車が最大でも6本しかないため、行き違う駅に近づいてブレーキをかける時は、他の列車も行き違う駅に近づいていることが多く、蓄電設備がなければ回生ブレーキは使えません。抵抗器を積んで発電ブレーキにするか、空気ブレーキのみのどちらかにする必要があるでしょう。

短編成でも有利な1M方式で廃車が出ている車両としては、JR東海飯田線の119系があります。こちらも抵抗制御で、駅間距離が短い路線向けで貝塚線には向いています。しかし、車体長は20mで車体幅も通勤電車サイズですが、扉配置が地下鉄と合わない問題があります。119系のクモハは45t程度と重く、線路の規格の低い地方私鉄には向かない車両ですが、留置されていた西浜松駅からトレーラーで陸送され、大阪車輌に運び込まれています。この、行き先が不明な119系が西鉄貝塚線に来たら、趣味的には面白くなります。貝塚線の線路は、大部分がPC枕木化されていて、ポイントも合成枕木化が進んでいます。

119系の陸送は写真などがネットにUPされています。
西浜松駅でトレーラーに載せられている写真 → 「119系が陸送される
トレーラーで大阪市内を牽引中の写真 → 「119系電車道路走行!
大阪車輌に運び込まれている写真は画像アップローダーにUPされていましたが、現在は流れています。(http://cdn.uploda.cc/img/img6259.jpg http://cdn.uploda.cc/img/img6261.jpg)

なお、福岡市地下鉄箱崎線と西鉄貝塚線との直通については、今年1月に福岡市が報告書を出しています。新型3両編成による2つの直通案について、各ケースとも、初期投資を鉄道事業者が全く負担しない前提であっても、 採算性の確保は困難である。、と試算してあり、車両の新製に加え、整備設備・軌道回路などをインバーター車に対応させるために多額の費用がかかるとしています。仮に、直通の事実上の断念であれば、扉配置の合わない119系でも問題はないでしょう。また、中古の抵抗制御車がまとまって手に入れば、直通にかかる費用を大幅に減らすこともできます。なお、2つの直通案の片方は、地下鉄箱崎線内は全て新型3両編成で運転のため、扉配置さえ統一していれば(ホームドアを使うことができれば)3扉でも4扉でも運転できないことはないです。

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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

コメント

筑肥線103系3両編成を購入するという可能性は考えられますか?

・もともと福岡市地下鉄直通車の上3両編成。貝塚線は本来最大3両編成なので、ホーム有効長をその分伸ばせば対応可。

・103系3両編成は4編成。現在の貝塚線車両編成は8編成なので残り4編成分は運転台を付けるだけの改造で済む。

・103系は車両故障が相次いでいるとはいえ、部品確保に必要な編成は充分にある(1500番台54両)。

・車両輸送も貝塚駅に臨時の線路を敷くだけ(費用的な考え方は分岐器の交換費用と大きく変わらない)で遠距離から輸送するよりも安く済む。

・3両編成化による電気代等の増加は考えられるが、もともとの車両代は新品(1両1億円単位)よりも安い(おそらく改造代・輸送代込みで1両0.1億円行くか?)と予想されるので、車両購入費用を節約した分サービス面(輸送力)に充てると考えれば「安い買い物」だと思われる。

このような要素を考えると、地下鉄直通するしないに関わらず平成27年以降JRから引退する103系を購入するのが貝塚線にとって最も「お得な買い物」だと考えられます。

筑肥線の103系は3+3に分割できるのが8編成と、3+3に分割できないけれども3両ずつで編成番号が分かれているのが10編成で実質5編成です。

3+3に分割できる編成は延命のための改修工事を受けていますが、6両繋がっている編成はそうではなく、車体からパテが剥がれて塗装もぼろぼろの状態です。
JR九州は筑前前原以西でワンマン運転のできる3両編成はこれからも使っていくから更新工事を行い、そうではなく地下鉄直通用の新車と置き換えるつもりの6両繋がっている編成を廃車にするつもりでいたのでしょう。

JR九州の公式発表では来年2月から地下鉄直通用に新型車両を6両編成6本を順次導入ということなので、貝塚線の313形の運行終了となる来年1月には間に合いません。
JR九州の公式発表→ http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/e867c26b516af65d49257c71003fa85f?OpenDocument

また、西鉄は和白駅の上り出発信号機の位置の変更や、和白駅の停止位置とATS地上子の位置の変更など、3両運転を行わず2両で走る前提の改修工事を同時に行っています。
直通する場合は地下鉄のATCに対応させるため、西鉄のATS地上子を台車の前方ではなく後方に取り付ける必要があります。台車の前についている車両と後ろについている車両が混在した状態でも対応できるようにするという観点からは、線路有効長の厳しい駅があるため、2両で両方に対応できる配置に変更している可能性もあります。お金の面で厳しいからと言って、将来の直通化について対応を全く考えないというわけではなく、通常の改修工事のついでに、対応できる部分は対応して将来の余地は残しているのでしょう、(それが実現できるかどうかは別として)。

このように2両で走ることを前提としていて、そして将来実現することがあれば3両化の余地も残す必要があります。そこにMM'ユニットを先頭車化改造する103系を使うかどうかはわかりません。
また車体という面では東急など、ステンレス製の車体が手に入るところもあります。また1M方式という面では、600形の足回りを使うという方法もないわけではないでしょう。もちろん足回りもついてくる方がいいでしょうが。

北原東口さん

JRの言う「2月(予定)から」と言う表現が微妙ですね。313形の引退は1月の終わりです。「2月(予定)から」という表現であれば2月1日から28日までですし、そもそも(予定)なので時期が多少ずれるかもしれないという意味合いで言っているのかもしれません。

貝塚線は8編成車両があるようですが、そのうち1編成は長期間の修理点検を行うための予備的な意味合いがあるように思います。言い換えると、一定期間内であれば7編成でも現在のダイヤで運行可能ではということです。

このブログの情報から推測すると、地上設備を地下鉄サイズの車両を導入してもいいように改造していますね。

和白駅の信号の配置換えは残念だったのですが、よく見ると、3両時代に使われていた信号を支える柱のような設備は撤去されていませんでした。ATS地上子本体の金額や移設にどれくらいお金がかかるか分かりませんが、視覚的にはそう大きな費用にはならない気がします。3両編成用の停止目標の道具も駅舎隅っこに置いてありました。

3両編成を復活できる措置を取ったうえで2両化していてほしいし、そうしたのかなと思いたいです。

現時点で、大牟田線を含め貝塚線用に中古車を買えそうな鉄道会社や車両はどれくらいありそうでしょうか。西鉄や筑肥線以外を含めて。

新しい車両を導入する場合は、特に中古車の場合は改造工事が必要ですし、整備や運転のための習熟期間が必要になります。その点からも、JR九州からの103系の購入はないでしょう。

選択肢としては、大手・準大手私鉄かJR本州3社の中のどれかってことくらいでしょうか。20m4扉で、ちょうどいいのとなると、東急とか西武とか都営とかありますが、車齢の短い上等な車体が手に入りやすいという意味では、東急はねらい目でしょう。

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